1997年12月28日(日)
23歳
長い憂鬱、雨が降る。
合理的な判断力はなく、
気分屋で甘えが強く、
ものごとの善し悪しをはかれない。
「他人が嫌いだ」「独りが好きだ」などと高らかに宣言し、
そのくせ都合よく寂しがり、
人の視線には敏感で、
いつもろくでもない、
やくたいのないことばかり考えている。
ホラホラこうして自分が傷つかない程度に責めてみたり、
口に出す必要のないことをぺらぺらと話してみたり。
格好いい、口あたりのよい科白ばかりを白痴のように並べ立て、
全て自分の気分次第で行動する僕は、
昔君の言った「お前はなるべく早く死ぬべきだ。」という呪いから今も逃れられない。
何かに悩んでいるわけでもなく、
死にそうな不安に直面しているわけでもなく、
いたって健康でのうのうと親の貯えを食いつぶし、
自分は何もせず、
格好いいことばかり言っては憂鬱になり、
憂鬱になっては寝る、およそ非生産的な役立たず。
それでも僕は柔らかく冷たく雨が降るたびに、
永久に生きたくなったり死にたくなったりしながら
自分の作った迷路で迷い続ける。
こんなばかばかしい文章を書き連ねながら、
意識を改革する気など毛頭なく、
でもツマラナイことをツマラナイと断定することもどうしても出来ない。
壊さねばならない。
選択的に、好き好んで、選り好みして、
壊さねばならない。僕自身を。